フレイルって何だろう?

年をとって心身の活力(筋力、認知機能、社会とのつながりなど)が低下した状態を「フレイル」と言います。フレイルは「虚弱」を意味する英語「frailty」を語源としてつくられた言葉です。多くの人が健康な状態からこのフレイルの段階を経て、要介護状態に陥ると考えられています。

「外出の機会が以前より減った」「おいしいものが食べられなくなった」「活動的ではなくなった」という人は、フレイルの危険信号が灯っていると考えられます。

フレイルの兆候を早期に発見して日常生活を見直すなどの正しい対処をすれば、フレイルの進行を抑制したり、健康な状態に戻したりすることができます。

年をとるにつれて、こころや身体が徐々に衰えていく様子を表しています。ちょっとした衰えに早く気づき、適切な対処を行うことが大切です。

何もしないと、筋肉は衰えます。

フレイルの最も大きな原因の一つが筋肉の衰えです。年をとるにつれて筋肉が衰える現象を「サルコペニア」と言います。サルコペニアは、①両手足の筋肉量、②握力、③歩行速度の3つの指標で判断します。筋肉の衰えは、栄養不足、転倒・骨折、認知症になるリスクを高め、要介護状態へとつながっていきます。

フレイル予防を行うためには、自分の筋肉の衰えを知ることが大切です。

 

サルコペニアは要介護状態への入り口として注意が必要です。サルコペニアは、こころやからだに多面的な変化をもたらしていきます。

フレイル予防 3つの柱

年ととると誰もが体力や筋力が低下し、日常の買い物に出かけるなどの行動が面倒だと感じるようになってきます。そして、人と接する機会が減ったり、食生活のバランスが崩れたりすることにより、ますます体が衰え、さらには判断力・認知機能といった頭の働きも低下するという悪循環が起きてしまいます。

東京大学高齢社会総合研究機構では、千葉県柏市で高齢者約2,000人を対象とした大規模調査(柏スタディ)を実施しました。

その結果、毎日いきいきと健康的な生活を送っていくためには、「しっかり噛んで、しっかり食べること」、「運動をすること」、「社会参加をすること」をバランスよく実践することが非常に大切であることがわかりました。

やってみようフレイルチェック

指輪っかテスト

まずは自分の筋肉量を測ってみましょう。計測器は使わずに、自分の指を使う簡易型のチェックです。

 

イレブン・チェック

フレイルの兆候があるかどうか11の項目に答えてみましょう。